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すべての原発今すぐなくそう!(nazen)山陰

フクシマに寄り添って!

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福島は原発事故後3回目の3月11日を迎えました。その日、「3・11反原発福島行動´14」の集会とデモが行われた福島の郡山へ私も行ってきました。3月11日を福島で過ごすのは、今回で3回目になります。福島第1原発から約60キロ離れていて海岸線から遠い郡山は、大震災の地震動は大きかったものの、津波の被害から免れています。震災1年後も郡山に行きましたが、郡山駅前を見る限り、見える光景には大震災や原発事故の痕跡はありませんでした。しかし、市役所などの鉄筋のビルでも窓がベニヤ板で覆われていたり、壁にひびがはいっていたりしました。他にも地震被害の痕跡はあちこちに見受けられました。
大震災から1年後の3・11は、見たところ比較的平穏に思えた郡山も、様々な面で混乱していました。福島第1原発から60キロ離れているとはいえ、郡山の放射線量高い状態が続いていました。しかし、2年前郡山では、空間線量を掲示する設備を見かけることは、余りなかっように思われます。ところが今年行った郡山では、人通りの多い街中で、空間線量を計測するモニタリングポストを度々見かけました。添付した写真のモニタリングポストは、0.3マイクロシーベルト(毎時)を表示しています。一時期より低下したとはいえ、まだ高い線量です。
集会には、平日にもかかわらず全国各地から約2000名が結集しました。地震が発生した午後2時46分には全員で黙祷を捧げました。海外からも、ドイツ・アメリカ・韓国からやって来た、核廃棄物処分場建設に反対する団体や反原発を闘う労働者の発言が相次ぎ、大きな拍手を浴びていました。そうしたなかでも、福島第1原発から10キロ前後の距離しかない浪江町で酪農を営む吉沢正巳さんの発言は、全員の魂を揺さぶるものでした。原発事故で牧畜地や家畜を失い、同僚の農民を自死に追いやった憎んでも余りある原発事故を身近で体験した人にしか語れない、非常に重みのある内容でした。
集会後時折小雪が舞うなか、郡山駅までデモ行進を行いました。「原発いらない」「再稼働やめろ」のコールを響かせる度に、道行く市民が手を振ったり拍手したりして応えてくれました。店の名前を染め抜いた仕事着と帽子を着用した寿司屋のご主人と思われる方が、デジカムを2台肩に掛けて、行進とともに移動しながら盛んにシャッターを切る光景も目撃しました。郡山駅前までの約2キロを全員で力強くデモ行進を貫徹しました。
一見平穏な市民の日常生活が見られる郡山でも、学校のグランドにはプレハブ校舎が建っていました。県内の学校が避難して来たのだろうと思います。前述のように、街中のモニタリングポストは高線量を示しています。福島第1原発から約60キロ離れた郡山でも、「復興」とは遠いのが現状です。こうした中にあっても、安倍政権は原発再稼働を急いでいます。絶対に許すことはできません。これからも「フクシマに寄り添って」、「フクシマを風化」させることなく、反原発の闘いを推し進めましょう。
NAZEN 山陰 福間
by nazensanin | 2014-03-13 22:59

山陰で原発再稼働阻止・全原発の即時廃止をめざす! 米子市道笑町3-24-202 tel・fax 0859-22-9908 福間育朗 090-4576-1161 gr5536qu6e359dre23nd@docomo.ne.jp
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