すべての原発今すぐなくそう!(nazen)山陰

福島の避難指示解除絶対反対!

福島第1原発事故から6年が経過しようとしていますが、未だに約13万人の住民が県内外での避難生活を強いられています。同じ町内や地域でも、避難指示解除準備地域や帰還困難区域などが混在していて、地域住民が分断されている地域もあります。また、住み慣れた地域への帰還を希望する親世代と、職のない地域への帰還や危険な環境での子育てをためらう子世代とで、一家が分断されている事例も少なくありません。そして、事故から6年経過し長期化した避難生活のため、避難先の学校や職場、地域社会などの生活環境を再度元に戻すことが、老若男女問わず困難になっていることも事実です。このように、過酷な人生を強要するのが原発です。
福島原発事故による県内の避難指示が今春、帰還困難区域を除いた全ての区域で解除されようとしています。国は飯舘村と川俣町の一部の避難指示解除を決定したほか、浪江町と富岡町も解除の日程調整を行っています。1月下旬から浪江町で避難指示解除の説明会が始まりましたが、政府の解除方針に対する町民の怒りの声が噴出しています。浪江町は福島第1原発が立地する双葉町の北隣に位置し、原発から最も近い所で4km、浪江町役場までは約8kmの近距離にあります。今回避難指示が解除されようとしているのは、太平洋に面する浪江町東部の居住制限区域と避難指示解除準備区域に指定されている地域です。浪江町の西部地域一帯は、帰還困難区域に指定されています。
原発からこれほど近距離に位置する浪江町は全町避難を余儀なくされ、約1万9千人(原発事故当時の人口約2万2千人)の住民が県内外での避難生活を強要されています。政府は「町民が生活できる環境がおおむね整っている」として、3月31日で避難指示解除準備区域と居住制限区域の避難指示の解除を提案しています。両区域は浪江町東部にあって面積は町全体の約20%ですが、対象となる町民は約1万5千人と全体の80%に上ります。これまで避難指示が解除された5市町村よりも対象世帯が多く、最大規模の解除です。しかし政府が「整っている」とする生活環境は、実に寂しい限りです。道路や上下水道などのインフラは完全には復旧していません。極少数のコンビニ、信用金庫、診療所などは再開していますが、鉄道や学校などは再開していません。
国などの行政が開催する避難指示解除に向けた説明会は、先月末から県内や東京と大阪の計10ヵ所で開かれています。馬場浪江町長は「町をなくさないという気持ちで頑張りたい」と話しましたが、参加した町民からは疑問や怒りが止みませんでした。「第1原発がどのくらい危険なのか説明してから、復興の話をすべきだ」と説明を求めても、国は「メルトダウンの状況だ」と詳細に触れることはありませんでした。「帰還することは、廃炉が進む原発の隣町に帰るということだ。この点をごまかして帰還の話をすることは、納得がいかない。」「これ以上の被ばくは受け入れられない。私たちはモルモットではない。」などという町民の憤りが国などにぶつけられました。
避難指示解除後の人口について浪江町は、2500世帯5000人と想定しています。しかし、昨年9月に行われた住民の避難指示解除後の帰還意向の調査では、「直ぐに・いずれ戻りたい」が
17.5%、「まだ判断がつかない」が28.2%、「戻らないと決めている」が52.6%となっています。調査数は不明ですが、戻りたいと考えている人が20%いないということです。実際に、昨年11月から町民の長期滞在を認める準備宿泊が始まっていますが、登録者は500人ほどであり、解除対象の3%強でしかありません。浪江町は避難指示解除後の人口を5000人と想定していますが、これは「町外と行き来しながら二地域居住する世帯」を含んでいます。そうであっても、現実離れした想定であり、帰還と復興ありきの妄想に過ぎません。
安倍政権は東京オリンピック開催を利用して「共謀罪」制定を目論んでいますが、福島も同様な状況に置かれています。これまで避難指示が解除された地域では、10%前後の住民が帰還しただけです。にもかかわらず、浪江町などさらに高線量の地域の帰還が進められようとしています。それに伴って、賠償や住宅支援が打ち切られます。安倍政権にとって、除染費用がかさみ第1原発廃炉の費用の算定が莫大になるなか、賠償などをこれ以上膨らますことはできないということです。再稼働や原発輸出を推進する安倍政権は、東京オリンピック開催の邪魔となる福島原発事故を過去のもの、あるいはなかったことにしようとしています。絶対認めることはできません。
NAZEN 山陰 福間
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by nazensanin | 2017-02-12 19:13

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