すべての原発今すぐなくそう!(nazen)山陰

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島根原発は活断層の上にある

東京電力柏崎刈羽原発6号機が定期検査のため停止し、東京電力の原発17基すべてが停止しました。稼働中の原発は、北海道電力泊原発3号機だけとなりますが、これも5月5日に定期検査に入り、停止します。現段階でも、実質的には全国の原発は全停止している状態です。
日本列島は地震の活動期に入り、連日各地で地震が頻発しています。東海・東南海・南海の地震を起こす活断層が連動して、巨大地震が発生する可能性を現実のものとして語る専門家が少なくありません。先の3活断層に九州の日向灘を加え、4つの活断層が連動すると主張する専門家もいます。
山陰地方はこのところ地震が多発しているわけではなく、比較的平穏です。しかし、12年前にはマグニチュード7.2の鳥取西部地震が発生し、山陰一帯が激しい揺れに見舞われました。歴史をさかのぼれば、60数年前には鳥取地震が起こり、多数の犠牲者がでました。鳥取西部地震はこれまで知られていない活断層で発生しましたが、未知の活断層も少なからずあるとされています。
島根原発は、日本海に向かって東西に横たわる島根半島の中央部に立地しています。周辺には、小さなものを加えると13の活断層があるとされていますが、その中心になるのが宍道(しんじ)断層と呼ばれる活断層です。
この活断層の存在や規模をめぐって、住民説明会や増設反対訴訟などで、中国電力と争われてきました。中国電力は1997年まで「耐震設計上考慮すべき活断層はない」として、その存在すら認めようとしませんでした。しかし、1998年の3号機増設にともなう調査の結果その存在を認め、島根原発の南約2kmを通る活断層の長さを8kmとします。さらに、2006年に国の耐震指針が改訂され活断層の認定範囲が広がると、宍道断層の長さを22kmとして認めました。しかし、現地の精密な地層調査を行った専門家によれば、宍道断層の長さは30kmだとされています。
島根原発増設反対訴訟でも、宍道断層の長さをめぐって原告側と被告である中国電力との主張が対立しました。中国電力は、22kmを主張して30kmを認めることはありませんでした。
さらに、鳥取県大山町沖の鳥取沖西部断層が、西に延伸する可能性が最近指摘されています。この活断層が西に延びて、宍道断層と一体化あるいは連動する可能性があるとして、警鐘を鳴らす専門家もいます。
断層が長く近距離に存在すればそれに応じて、地震の規模も大きくなります。原発の耐震基準は、地震動の揺れの加速度を指針としていますが、地震の規模が大きくなれば揺れの加速度も大きくなります。したがって、原発に影響を与える活断層の長さがより長いということになれば、より高い耐震基準に原子炉を合わせる必要があります。
原発の耐震基準となる揺れの加速度は、「ガル」という単位で表示されます。ガリレオの名を取って命名された「ガル」は、1秒間に1cm移動する時の加速度を1ガルとします。100ガルは、1秒間に1メートル移動する際の加速度です。
中国電力は、宍道断層の長さが22kmであれば、島根原発に与える加速度は439ガルだとしています。さらに、「島根原発は600ガルであっても余裕を持って耐えられる設計になっている」と中電はしています。しかし、2007年の新潟県中越沖地震では、柏崎刈羽原発で想定を大幅に超すガルが測定されています。国内の地震でも1,000ガルを越える振動は珍しいことではありません。
このように、島根原発から2kmの至近距離に30kmにわたって宍道断層があり、周辺の断層と連動して巨大な直下型の地震が島根原発を襲う可能性があります。島根原発を廃炉に追い込みましょう。 「さよなら島根原発原発ネットワーク」が映画上映会と講演学習会を行いますので、皆さんの参加を熱望します。3月31日(土)に、「チェルノブイリ・ハート」の上映会を行います。松江市白潟本町の山陰合同銀行本店近くにある、松江市市民活動センター(スティックビル)五階交流ホールで行われます。上映開始時間は、11:00、13:30、16:00、18:30で、前売り券で1200円です。26年前のチェルノブイリ原発事故による被害の影響写し出し映画です。
4月15日(日)、上映会と同じ場所で、「低線量被爆に向き合う」と題した講演会が行われます。14:00から17:00まで行われ、入場料1,000円です。チェルノブイリ原発があるウクライナとその北にあるベラルーシの研究者2人が講演を行います。被爆医療の中でも、福島や周辺の地域に影響がでている低線量被爆については、未解明の部分が多い医療分野です。チェルノブイリ原発事故にともなう医療実績がありますので、この分野では世界最先端の研究者です。松江での講演の前に、北海道大学と京都大学でも講演を行います。松江でこうした講演会が行われることはほとんどなく、貴重な機会ですので、ぜひともお出かけください。お問い合わせは、090-4576-1161(福間)までお願いします。 NAZEN 山陰 福間
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by nazensanin | 2012-03-28 18:37

改めて島根原発を廃炉に

島根原発1号機は1974年3月29日に運転を開始し、もう少しで38年が経過します。1〜3号機の原子炉圧力容器はバブコック日立という日立製作所の子会社が製造し、その他の原子炉系機器やタービンなどは日立製作所が製造しています。しかし、その設計をしたのは、アメリカのジェネラル・エレクトリックです。特に1号機は、格納容器の容積が極端に小さくて、高圧に耐えられない欠陥を抱えているマーク�T型原子炉です。ご承知のように、マーク�Tは福島第1原発にも使用されている、欠陥を抱えている上に老朽化した沸騰水型原子炉です。
そして、島根原発1号機の原子炉圧力容器に混入している不純物である銅の含有率が高いことが、報道で明らかになっています。鋼鉄製の圧力容器に核分裂で生じる中性子が長時間当たり続けると、銅の作用で圧力容器に使われる鋼材の柔軟性が失われてもろくなります。原子炉は、圧力容器が耐えられる温度「脆性遷移(ぜいせいせんい)温度」が測定されていて、その温度が低いほど健全性が高いとされます。しかし、鋼材の不純物が多く、その上老朽化した圧力容器の脆性遷移温度は相当に高くなります。そのため、緊急炉心冷却装置などが作動して、脆性遷移温度を下回る冷却水が圧力容器に注入されると、圧力容器にひびがはいったり、最悪の場合は破断してしまいます。
100年前に、大西洋で沈没したタイタニック号は、銅など不純物の含有率が高い粗悪な鋼鉄が船体に使用されていたことが判明しています。タイタニック号の鋼鉄は、氷山が浮かぶ低い海水温に柔軟性を失い、氷山に衝突した衝撃が引き金になって、もろくも船体が真っ二つになって沈没したことが解っています。この事故も、不純物を多く含んだ鋼鉄の脆性遷移温度が高く、低い海水温に耐えられなかったことが主要な原因の一つだとされています。
全国54基の原発のうち、原子炉圧力容器の銅の含有率が最も低いのは、1990年に運転を開始した柏崎刈羽原発2号機などで、0.01%です。これに対して、1970年に運転を開始した敦賀原発1号機が0.24%、福島第1原発1号機が0.23%で一桁高くなります。そして、島根原発1号機は0.16%で、相当に高い割合です。日本もアメリカも1974年に銅の含有率を0.1%以下にするという業界規制を導入しいるので、その後に製造された原子炉は銅の含有率が0.1%以下におさえられていて、「適切に温度管理をすれば、圧力容器の健全性に問題はない」と原子力安全・保安院は説明しています。
しかし、原子炉圧力容器は中性子に直接さらされていて、運転開始から一度も交換されることはありません。また、原発は火力発電などとは異なり、運転を始めると事故や定期検査で停止する以外一日中ほぼ最大出力での運転を継続します。そのため、中性子にさらされた圧力容器や配管はもろくなります。これを中性子照射脆化(ちゅうせいししょうしゃぜいか)と言うんだそうです。つまり、圧力容器の鉄鋼に不純物がなくても劣化してきます。銅の含有率が高ければ、危険性がより増加するのは言うまでもありません。島根原発1号機など原子炉の銅含有率が高い原発の危険性は当然のこととして、それ以外の原発の原子炉も日々危険度をましていきます。いまさら原子力安全・保安院が「圧力容器の健全性に問題はない」と説明しても、何の説得力もありません。
原子力安全・保安院は、大飯原発3・4号機に続いて、四国電力伊方原発3号機のストレステストの一次評価を「妥当」との判断を下そうとしています。政府も立地自治体も、再稼働に前向きです。これからが再稼働阻止の闘いが本格化します。共に頑張りましょう。NAZEN山陰 福間
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by nazensanin | 2012-03-20 15:31

原発いらない!3・11福島県民大集会

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11日、「原発いらない!3・11福島県民大集会」が福島県郡山市で行われ、松江から10数時間かけて参加してきました。当日の郡山は、午前中は気温5度位でしたが、穏やかに晴れていました。午後には曇りになり、気温も下がって時折みぞれも降ってきました。
郡山は福島第1原発から60kmほど離れていますが、放射線量が比較的高いホットスポットの一地域です。JR郡山駅前では、にぎやかに地域復興のイベントが行われていました。マスク姿の市民が比較的多いのが目につきましたが、放射線の影響はもちろんのこと、地震の被害も見た目には分かりませんでした。ただ、集会が行われる開成山野球場の向にある郡山市役所には、地震の被害と思われる痕跡が見られました。窓ガラスが何ヵ所も割れていて、ベニヤ板で応急処置が施されていました。
集会は、午後1時から加藤登紀子さんのライブで始まりました。「百万本のバラ」など往年のヒット曲、ビートルズメドレー、3・11にインスパイアされた曲など、パワフルなライブで盛り上がりました。
14時からの集会は、主催者のあいさつに続いて作家の大江健三郎さんが発言しました。「20年前のバブル崩壊以降、倫理という大切な言葉が使われなくなった。経済性や効率性を優先させて、人間優先が脇におきやられた結果、原発の危険性も忘れられたようになってしまった。今こそ人間としてあるべき姿=倫理をとりもどし、原発を廃止すべきだ。」などと作家らしい独特の表現で反原発を訴えかけました。
続いて、さまざまな福島県民からの発言がありました。幼い子供を持つ女性・高校生・農民・漁民などが、放射能被害から避難したり転校したりして、故郷を離れざるを得なかった境遇を語り、原発廃炉を強く満場に訴えかけました。
全国からさまざまな団体や党派の垣根をこえて、反原発を軸にして16000人が結集しました。この集会を開催する準備会議で、その名称や内容について、さまざまなやり取りや意見の相違があったようです。しかし、そうした経緯を乗り越え、会場の時間あたりの放射線量が0.19〜0.69マイクロシーベルトあるなかで、東北の地に16000人が集まった意義は大きいと思います。 この反原発の高まりをどのように活かしていくかが今問われています。4月末に北海道電力泊原発が全停止すれば、全国の原発が停止します。その一方、政府や電力会社は原発再稼働に前のめりになっています。関西電力大飯原発や四国電力伊方原発の一部原子炉において、ストレステストの一次評価を妥当とする判断を政府は下しています。今後夏にかけて、再稼働を許さない闘いが正念場を迎えます。政府や電力会社の強い圧力に負けない団結力がキーポイントになります。共に頑張りましょう。
NAZEN 山陰 福間
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by nazensanin | 2012-03-12 14:03

島根原子力館

原発が立地しているところには、その「有用性」や「安全性」をプロパガンダする施設があります。島根原発にも、原子炉を眼下に見下ろす小高い丘の上に島根原子力館があります。
その駐車場から、1・2号機が約400mの近距離に見えます。3号機は、駐車場からは山の陰になり直接は見えません。鹿島町片句という海に面した集落まで行くと3号機が約300mの距離に見える所があります。つまり、3号機のすぐそばには、日本海に面した数十軒の集落があります。
島根原子力館は、中国電力が運営管理している施設です。電力がいかに人々の生活を支えているのか、原発がいかに「安全」かといった中国電力の広報が、映像などの視覚に訴えたディスプレイで展開されています。
3号機の原子炉格納容器は鉄筋コンクリートで出来ていますが、鉄筋の直径が普通の建造物より数倍あり、コンクリートの厚さが2mあるということを示すために、現物が展示してあったりします。イラストやアニメを多用した展示になっています。
展示内容は、3・11以前と基本的に変わっていません。福島第1原発の崩壊を受け、防潮堤のをかさ上げや非常用電源の確保などの「安全対策」を訴える展示も一部にはありますが、原発の「安全性」を強調した基本的内容に変化はありません。中国電力の原発に対するスタンスが明確に分かります。
小学生の遠足や高齢者グループの見学などで週日でも利用者があるようです。2階には広々とした休憩スペースもあり、見学者が食事をしたり、くつろいだりしています。中国電力のOBが地域の高齢者グループの昼食付き小旅行を引率して来たりしています。
島根原子力館の北東側には1・2号機が見えますが、北西側には原発に恩恵を受けた施設を見ることができます。野球場・テニスコート・体育館などがあります。かつてはゴルフ練習場もありました。なかでも体育館は豪華で、温水プールが併設されています。当然のことですが、これらの施設は電源三法交付金や寄付金など原発関連の資金で設けられています。
北西側には、鹿島町の中心集落である恵曇(えとも)の港と街並みも見えます。街の西側には、海水浴場として賑わう砂浜が広がっています。漁港を中心とした地域の穏やかな生活が息ずいています。 島根原子力館に行って見る価値は、島根原子力館そのものにあるのではありません。そこから見える原発と地域住民の生活が近接地で共存している実態を間近に観察できるところにその意義があります。ぜひとも島根原子力館に来て、現状を見てください。 NAZEN 山陰 福間
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by nazensanin | 2012-03-03 13:54

山陰で原発再稼働阻止・全原発の即時廃止をめざす! 米子市道笑町3-24-202 tel・fax 0859-22-9908 福間育朗 090-4576-1161 gr5536qu6e359dre23nd@docomo.ne.jp
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