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すべての原発今すぐなくそう!(nazen)山陰

再稼働する申請に抗議する!!

原子力規制委員会が決定した新規制基準を安部内閣が閣議決定し、7月8日から施行されることが正式に決まりました。福島第一原発事故の根本的原因を検証せず、電源や冷却対策などで、可搬式の簡易設備で済ますことを容認したのがこの新規制基準です。この基準を満たせば「安全」であるかのような幻想をまき散らかすのも 、この新規制基準です。原発再稼働を前提とした新規制基準施行を、NAZEN山陰は絶対に許すことはできません。
新規制基準施行を目前にして、全国の電力会社4社が7月中に再稼働申請をすると明言しています。再稼働申請が見込まれるのが、北海道電力泊原発1〜3号機(北海道)、関西電力高浜原発3・4号機と大飯原発3・4号機(共に福井県)、四国電力伊方原発3号機(愛媛県)、九州電力玄海原発3・4号機(佐賀県)と川内原発1・2号機(鹿児島県)で、計6原発12基です。これらの原発はいずれも加圧水型(PWR)で、運転期間は30年以内の原発です。このPWRは西日本を中心に24基あり、原子炉格納容器が比較的大きくて圧力にも耐えられると規制委員会は判断しています。そこで、排気(ベント)する際に放射性物質を除く効果があるとされる 「フィルター付きベント装置」 の設置が5年間猶予されています。
再稼働申請を目指している先程の原発は、フィルター付きベントは別にして、他の部分での事故対策が出来ているのかと言えば全くそんなことはありません。免震機能や自家発電機を備え、事故発生時の「緊急時対策所」が整備されているのは、先ほどの12基の原発のうち伊方原発3号機だけです。他は、「仮設」や「検討中」のまま再稼働申請をしようとしています。フィルター付きベント装置にいたっては、「計画中」とか「検討中」の原発ばかりです。もちろん、こうした設備が整備されているからといって原発が「安全」になるわけはありません。しかし、こうした最低限度の設備すら完備しないで再稼働させようとしている電力会社の意図に驚愕せざるを得ません。また、それを容認しようとしている規制委員会にも強烈な怒りを叩きつけたいと考えます。
26日に全国で行われた電力会社の株主総会では、反原発の株主提案は全て否決されました。再稼働に前のめりになっている電力会社を、銀行や機関投資家などの大株主が後押しした結果に過ぎません。反原発に敵対するのはどの機関なのかが、より分かり易くなるのが株主総会です。反原発の敵は電力会社だけではなく、資本者階級であり資本主義であることは明確です。
電力会社が考えているのは単に再稼働だけではありません。核燃料サイクルを維持しながら、プルサーマル発電も再度稼働させようとしています。27日朝には、フランスで製造されたプルサーマル発電用のMOX燃料を載せた輸送船が、関西電力高浜原発の専用港に到着しました。3・4号機のプルサーマル発電で使用するためのMOX燃料が、福島原発事故後、初めて国内に搬入されました。関西電力は、再処理工場などと並んで核燃料サイクルの中核に位置するプルサーマル発電の推進も意図しています。再稼働はもとより、プルサーマル発電も絶対に許すことはできません。 再稼働申請絶対反対!!
NAZEN山陰 福間
pax.fkm@olive.plala.or.jp
by nazensanin | 2013-06-27 22:57

山陰で原発再稼働阻止・全原発の即時廃止をめざす! 米子市道笑町3-24-202 tel・fax 0859-22-9908 福間育朗 090-4576-1161 gr5536qu6e359dre23nd@docomo.ne.jp
by nazensanin

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