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すべての原発今すぐなくそう!(nazen)山陰

再度、核兵器廃絶、全ての原発廃炉!

安倍首相は、8月6日広島平和祈念式典に参列するため広島を訪れた際、被爆者の人たちと面談しました。そのおり、被爆者が「集団的自衛権行使容認の閣議決定は、戦争へ踏み出すことであり、被爆者をないがしろすることだ」という趣旨の訴えを安倍首相に直接行っています。これに対して、安倍首相は「見解の相違だ」と言い、被爆者をそして国民を完全に無視してしまっています。
「見解の相違」ということであれば、何がどう違うのか丁寧に説明するのが首相の責務です。そうした説明を全くすることなく、被爆者の訴えを切り捨ててしまったのです。国会審議を完璧にスルーして、憲法を破壊し、内輪の閣議で集団的自衛権行使容認を決定した安倍首相にとって、異議を唱える者は、被爆者だろうが邪魔な存在だということです。当然、自らの意に反した核兵器廃絶や原発廃炉など全く眼中にないということです。
8月9日の長崎平和祈念式典では、被爆者代表の城臺(じょうだい)美也子さんが、安倍首相の目の前で弾劾の言葉を投げかけました。城臺さんは「集団的自衛権行使容認は、憲法を踏みにじる暴挙だ」との平和の誓いを読み上げて、安倍首相を強烈に批判しました。その城臺さんが参加し発言した集会に私も参加しましたので、その模様を紹介します。
8月17日、東京の日比谷公会堂で「戦争・原発・首切りの安倍をともに倒そう!8・17大集会」が行われ、城臺さんが発言する機会がありました。城臺さんは、被爆者として語り部として、ナガサキを後世に伝えてきました。そして、NAZENナガサキを立ち上げ、活発に活動していらっしゃいます。その城臺さんが登場すると、聞いたことがない地鳴りのような拍手に包まれました。
城臺さんによると、平和祈念式典で読み上げた原稿は、長崎市職員のチェックを受けながら仕上げたとのことです。その結果、当初の内容は大幅に削られて、当たり障りのない内容になったということです。しかし、内容に強い違和感を感じた城臺さんは、安倍政権を批判する新たな原稿を自ら用意しました。そして、参列した安倍首相を目の当たりして「被爆者の声が後押ししてくれた。止めることはできなかった。」とのことで、自ら作成した原稿を読み上げます。
そして、当初の原稿になかった「憲法を踏みにじる暴挙」などと力強く訴えました。これに続いて「日本が戦争ができる国になり、日本の平和を武力で守ろうと言うのですか。武器製造、武器輸出は戦争への道です。一旦戦争が始まると、戦争が戦争を呼びます。歴史が証明しているではありませんか。」という部分も当初の原稿になかったものです。さらに続けて、原発再稼働や原発輸出を非難して、原発廃炉も訴えています。平和祈念式典の模様は、テレビでライブ中継されました。私も見ていましたが、安倍首相は苦り切ったような表情を浮かべていました。
8・17大集会で城臺さんは、政府の責務を「近隣諸国の脅威をあおらず、対話、理解、歩み寄りによって、安心安全な暮らしを国民に保証すること」と指摘しました。また「憲法の平和理念は永遠に尊重されるべきだ」と主張しました。そして城臺さんは「一人一人は微力だが、無力ではない。これからも頑張りたい。」と結びました。この城臺さんの発言は共同通信によって配信され、各紙の記事となっています。8・9ナガサキ平和祈念式典の模様もNHKの実況中継だけでなく、世界中に配信されています。安倍首相の目前で平和の誓いを読み上げただけでなく、世界中に伝わった点に大いに意義があると思います。
NAZEN 山陰 福間
by nazensanin | 2014-08-21 19:41

山陰で原発再稼働阻止・全原発の即時廃止をめざす! 米子市道笑町3-24-202 tel・fax 0859-22-9908 福間育朗 090-4576-1161 gr5536qu6e359dre23nd@docomo.ne.jp
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