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すべての原発今すぐなくそう!(nazen)山陰

川内原発再稼働を許さない!PART2

九州電力川内原発1号機は11日に再稼働を開始し、14日に発電と送電を開始しました。九電によると、すでに出力は50%を超えていて、25日には100%のフル出力にするとのことです。この間の15日には、川内原発から50kmほどに位置する桜島が大規模噴火の兆候を示し、噴火警戒レベル4(避難準備)にまで警戒度が引き上げられました。しかし、九電は「特別な対応は考えていない」として、周辺住民の危機感を省みる気配さえ示さず、1号機再稼働に突き進んでいます。絶対に運転を停止させる強固な志を維持して、改めて川内原発など各地の原発の危険性や非人間性を訴えます。
福島原発事故後の法改正で、原発の運転期間は原則40年となりました。さらに、運転開始から30年経過すると機械や施設の経年劣化を調べ、その後10年間に行う保守管理方針を更新した保安規定を策定しなければなりません。これを「原子炉施設保安規定変更」といいます。川内原発1号機は、昨年7月に運転開始から30年経過しています。九電は、補整を加えた最終的保安規定変更を7月30日に申請しています。しかし規制委員会は、審査に半年から1年かかるにもかかわらず、1か月もかからず8月5日に認可してしました。
しかし、保安規定をめぐる「30年ルール」は、法律上30年を迎える前に申請することが義務づけられていますが、認可を受けなくても再稼働させられる仕組みになっています。原子炉等規制法には、「保安のための必要な措置」を義務づけられています。また経産省令には、経年劣化に関する技術的評価や保守管理方針の策定と申請を義務づけています。ところが、申請の認可については何の定めもありません。つまり、保安規定に欠陥があっても、保安規定を策定して申請さえすればいいということです。
川内原発の保安規定変更申請は、正式には「高経年化技術評価等に係わる原子炉施設保安規定変更認可申請」と呼ばれています。つまり、保安規定変更とは高経年化技術評価という老朽化の評価と対策がその根幹となります。運転開始から30年を超える原発を規制委員会が、原子炉圧力容器や配管などの老朽度合いを評価することになっています。認可書よると、主給水系配管の腐食減肉(腐食して配管の厚さが薄くなること)を想定した評価で、許容値ギリギリの危険部位が見つかっています。しかしこの危険部位について、1年をめどに「継続して評価を実施する」として、規制委員会は現状の危険性を無視してしまいました。
川内原発再稼働は、原発本体の「安全性」も、火山噴火も、避難計画も、住民も一切を無視した国民に対する挑戦です。そうであれば、これからでも遅くはありません。何としても稼働を停止させなければなりません。
NAZEN 山陰 福間
by nazensanin | 2015-08-20 21:43

山陰で原発再稼働阻止・全原発の即時廃止をめざす! 米子市道笑町3-24-202 tel・fax 0859-22-9908 福間育朗 090-4576-1161 gr5536qu6e359dre23nd@docomo.ne.jp
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