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島根原発配管腐食、中国電力は原発を廃棄せよ!

島根原発2号機の配管に腐食があることが発覚しました。2号機の中央制御室で、空調換気系配管(ダクト)に腐食による穴が計19個見つかりました。2号機は新規制基準適合審査の申請をしていますが、昨年12月中電が重要機器の形状を規制委員会に報告するためダクトを覆う保温材を取り外した際、腐食による穴(縦約30cm、横約1m)を発見しています。そして、配管全体を点検した結果、最大で縦約1cm、横約15cmの穴が計18個、全部で19個の穴が見つかっています。中電は、定期検査10回ごとに配管を点検していたとしています。10回ごとに点検することも問題ですが、さらに問題なのは点検のやり方です。点検といっても外観のみで、保温材を取り外してダクト本体を点検することは、89年の運転開始以来1回も行われていませんでした。
中央制御室は、原発を監視してコントロールするための施設で、原発の頭脳部にあたります。ここで、原子炉、タービン、発電機の運転と監視を行います。核分裂から発電まで、全てをこの施設でコントロールしています。また、放射線の監視もここで集中管理しています。中央制御室には、
職員が24時間3交替で勤務しています。つまり、原発を監視してコントロールするための最重要施設で、職員が24時間常駐していることが求められています。そのため、遮断した外気をフィルターを通して内部循環させる高気密性の環境が必須条件となります。空調換気系ダクトに穴が空いていれば、万一の場合放射性物質が中央制御室に漏れる可能性があります。そうなれば、制御室を放棄しなければならない重大事態になります。
中電は、土用ダムの計測数値改ざんを行ったり、島根原発で500件以上の点検漏れや点検放棄が明らかになっています。ずさんな安全管理の実態が次々と白日のもとに晒されています。中電は原発はもちろんのこと、火力や水力などの発電所を運営する能力と資格を著しく欠いています。中電は過去にも、今回と同様に配管腐食箇所の点検を怠っていました。原子炉給水ポンプ駆動用タービンの蒸気配管の点検を、保温材を取り外して点検をせず、穴が3箇所空いていました。また2006年には、復水貯蔵タンクの水位計配管の一部が腐食のため基準を満たさない厚さになっていることが公表されています。この腐食箇所も保温材で覆われ、長期間保温材を外した点検や再塗装が実施されず、保温材に雨水が浸透し腐食が進行したことになっています。
島根原発2号機の空調換気系配管の腐食が暴露された問題は、第一義的には中電の責任に帰されることです。しかし、それをチェックする立場にある規制基準と規制委員会が完全に機能不全に陥っていたことは、さらに深刻な事態です。点検方法は、電力各社の判断に委ねられています。島根原発2号機と志賀原発1号機を除く40基で、保温材を外さないまま配管の外観点検が行われただけでした。規制委員会も点検を各社に丸投げしただけで、点検の妥当性を検証することもありません。そのため、再稼働が認可された川内原発、高浜原発、伊方原発の点検でも保温材を外さず、外観を点検しただけです。規制委員会もそれを了として、再稼働にお墨付きを与えています。
規制委員会は島根原発の換気系配管の腐食について「規制基準に抵触する可能性がある」としています。規制委員会は基準抵触の可能性を示唆していますが、配管点検の手順や規制委のチェックを規定しているわけではなく、ザル基準である規制基準を隠蔽する責任逃れに過ぎません。中電はプレスリリースとして、配管の腐食について「実用炉規則での安全上重要な設備に該当し、この系統に要求される必要な機能を満足していないと判断しました」としながらも「本事象が発電所の安全性に影響を与えるものではありません」と居直っています。「海に近いため、塩分が腐食を進行させた」と中電が説明していますが、国内の原発は全て海に面していますから、こうした腐食はどこでも発生します。先ずは、稼働や再稼働を止めることです。
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by nazensanin | 2017-01-20 17:53

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